大学生の頃、喫煙所でよくコーヒー牛乳を飲んでいた。
その頃はタバコも吸っていなかったし、むしろ煙たさにむせていたんだけども
喫煙所で行われる交友というか愚痴を聞くのが楽しくてずっと喫煙所にいた。
飯もそこで食べるくらいの入り浸りようだったと思う。
二十歳になって後半くらいで留年の可能性がでてきて、
いろいろうまくいかなくなってるなと感じた頃に
喫煙所にいた同期からタバコを二本くらいもらって
下宿のベランダで吸ったのが私のタバコ生活の始まり。
その銘柄がラッキーストライクっていうのも味噌で
これは願掛けだからっていう言い訳を今でもしている。
ラッキーがストライクしたことなんて吸い始めてから一向にないけれど、
ときどきじっくりとタバコをふかしていると、稀に甘いパンケーキの味がする。
その時にはすごく幸せなような気がして、
吸わない人にこのロマンはわかるまいと悦に浸る。
人生に不健康な幸せもちょっとは必要だろって思っちゃったりするのである。
- 17:29
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